【浦和・桜花賞】スピーディキック 外から突き抜けて1冠目!

[ 2022年3月18日 05:30 ]

圧勝で桜の女王に輝いたスピーディキック。
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 南関東牝馬クラシック第1弾「第68回桜花賞」(S1)が17日、浦和競馬場で行われた。1番人気のスピーディキックが直線外から一気に突き抜けて優勝、まず1冠を手にした。同馬と2着ティーズハクア、3着クールフォルテまでに「第36回東京プリンセス賞」(5月11日、大井)への優先出走権が与えられた。

 「腹をくくって、あのポジションから行った」

 御神本がそう振り返った位置は後方2番手。小回りの浦和コースでは圧倒的に不利だが、結果的には馬の能力の高さを示す結果となった。向正面で内から徐々にポジションを上げると3コーナーでは外に出して馬群に取り付いた。直線、先に抜け出したティーズハクアの外に馬体を並べると鞍上の手綱さばきで一気に突き放し2馬身差でゴールした。

 今年早くも5つ目の重賞勝利となった御神本は「仕上がりも良かったし馬の能力が凄かった。左回りを克服してくれたことで先々がさらに楽しみになった」と先を見据えた。今後は「クラシック戦線を歩む」と藤原師。2冠獲りへ、また今日から新たな戦いが始まった。

 ▼2着ティーズハクア(達城)勝てたと思ったが…。一瞬でかわしていった勝ち馬が強かった。

 ▼3着クールフォルテ(笹川)前が詰まったところが痛かった。力があるのは分かった。

 ◆スピーディキック 父タイセイレジェンド 母デザートフラワー(母の父サイレントディール) 牝3歳 浦和・藤原智行厩舎 馬主・加藤鈴幸氏 生産者・北海道浦河町の熊谷武氏 戦績9戦5勝(南関東2戦2勝) 総獲得賞金6545万6000円 重賞は21年東京2歳優駿牝馬に続き4勝目。

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2022年3月18日のニュース