【フェブラリーS】8歳インティ衰え一切なし 野中師「精神的にますます良くなってる」

[ 2022年2月18日 05:30 ]

厩舎周りで運動を行うインティ(撮影・亀井 直樹)
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 【G1ドキュメント・栗東=17日】水曜夜は毎週、欠かさず調教VTRをチェック。フェブラリーS出走馬の大半は1週前に実質的な最終追いを済ませている。そんな中、新谷は攻めの姿勢を貫いたインティに好感を持った。最終調整は坂路単走でいっぱいに追われ、4F52秒5~1F12秒1。木曜朝、掛かり気味に野中師の元に向かった。

 「稽古はそんなに動かないけど、柔らかみがあっていい動きをしていた。水曜の夕方に獣医師にチェックしてもらったけど、その診断結果がかなり良かった」

 今年で当レース4年連続参戦。19年には未勝利から破竹の7連勝でG1ウイナーに輝いた。ここ2年は14、6着。その敗戦を踏まえ、今年は東海Sを挟まず本番へ。「間隔を空けたことで、リフレッシュして体調がいい。8歳になったけど精神的にますます良くなっている」とうなずく。

 前走・チャンピオンズC(4着)は道中2番手。勝ったテーオーケインズに離されたが、よく粘って2着チュウワウィザードとは0秒1差と差がなかった。「前走は1頭、前にいたから(ハミを)かんだ。その割に最後まで踏ん張っていた」と評価した上で「東京マイルは条件的に悪くない。出たなりの位置でリズム重視で運べたら」と好走パターンをイメージする。

 かつて野中厩舎に在籍していたトウカイトリックは8歳で10年阪神大賞典V、10歳で12年スポニチ賞ステイヤーズSを制した。指揮官は「うちの厩舎は年齢を重ねてからも走るからね」と笑みを浮かべる。今年8歳でも衰えは一切なし。まだまだ元気なインティを全力で応援すると決めた。

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2022年2月18日のニュース