【小倉・競輪祭】吉田 G1初制覇!初のグランプリ切符、自力でもぎ獲った

[ 2021年11月24日 05:30 ]

優勝カップを手にする吉田拓矢
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 吉田拓矢がG1初制覇――。今年最後のG1「第63回競輪祭」の決勝戦は23日、北九州市の小倉競輪で争われ、吉田拓矢(26=茨城・107期)が優勝。賞金3618万円(副賞含む)とともに「グランプリ2021」(12月28~30日、静岡)の出場権利を獲得した。吉田のG1優勝、GP出場は初めて。なお競輪祭終了後にGP選手選考委員会が行われ「グランプリ2021」の出場選手9人が決まった。

 関東の次世代エースが悲願のG1初制覇を単騎でつかみ取った。「信じられない。これが感無量っていうのかな」。今年ラストG1で手にしたビッグタイトル。夢見心地の26歳は安どの笑みを浮かべた。

 賞金ランク11番目で迎えた大一番。4着以上なら獲得賞金でGP出場の可能性があったが「タイトルを獲ってGPへ」。その強い思いでペダルを踏み込んだ。近畿勢からレースを運ぶプラン通りも「道中で郡司さん、松浦さんに入られた」と勝負どころは思惑通りにいかない。ラスト1周は絶体絶命の7番手。だがスターへの階段を一歩ずつ上ってきた吉田に焦りはない。「道中で落ち着いて脚をためられた。松浦さんが仕掛けて、その勢いをもらって伸びた」。最終2センターから車を外に持ち出し、はじけるように直線中のコースを伸びた。

 23日は今年デビューした弟・有希(119期)が豊橋で2場所連続S級優勝。兄弟同日優勝のオマケも付いた。「(弟の優勝は)昼寝をしていて見られなかった」と笑ったが、結果を知り「僕も負けられない」とパワーの源になった。

 GPは初出場。「平原さん、宿口さんと関東3人で乗れるので志願して先頭で走り優勝者を出せるように頑張りたい」。競輪王に輝いた26歳は新たな決意を胸に刻んだ。

 ▽決勝VTR 北津留―園田―新山―渡辺―松浦―郡司―古性―山田―吉田の隊列。赤板で郡司がイン切りしその上を古性―山田で叩く。打鐘過ぎに新山がかまし気味に先制。3番手に古性。内を上昇した郡司が古性に飛び付く。2角5番手から松浦が捲るが不発。脚力を温存し6番手3角から外を捲り追い込んだ吉田が優勝。逃げた新山が2着。3着は北津留から切り替え直線強襲した園田。

 ◇吉田 拓矢(よしだ・たくや)1995年(平7)5月7日生まれ、茨城県つくば市出身の26歳。県立取手一高卒。15年7月プロデビュー。通算成績は515戦165勝。通算取得賞金は2億5279万円。主な優勝は第63回競輪祭(21年)。師匠は十文字貴信(茨城=引退)。1メートル71、73キロ。血液型O。

 《次走》優勝した吉田拓矢は12月13~15日の立川F1、2着の新山響平は12月23~26日の佐世保G3、3着の園田匠は12月12~14日の豊橋F1。

 《目標到達》今シリーズ6日間の売り上げは121億2332万1400円。目標の120億円に到達した。

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