【福島記念】パンサラッサ 逃げ切って重賞初V、ツインターボほうふつの4馬身差

[ 2021年11月15日 05:30 ]

<福島11R・福島記念>逃げ切って重賞初制覇を果たしたパンサラッサ(撮影・郡司 修)
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 秋の福島開催の名物ハンデ重賞「第57回福島記念」が行われ、5番人気のパンサラッサが4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。重賞初制覇を飾った。

 「前半1000メートル通過は57秒3!」。実況が告げると場内がドッと沸いた。パンサラッサ菱田の心は固まっていた。「ハナへ行こうと。ペースは速いと思ったけど、凄くいい勢い。馬の気持ちを邪魔しないように」。4角で後続に大きく水を開け、往年の個性派逃げ馬ツインターボをほうふつとさせた。なお93年七夕賞、ツインターボの1000メートル通過は57秒4だった。

 BC遠征から帰国して隔離中の矢作師は電話取材に「状態には自信を持っていたが、あのペースで残るとは力をつけているね。オーナーと相談してからになるが、今後は馬場が悪くなる可能性を考えて、有馬記念(12月26日、中山)を視野に調整したい」と答えている。

 ◇パンサラッサ 父ロードカナロア 母ミスペンバリー(母の父モンジュー)17年3月1日生まれ 牡4歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・広尾レース(株) 生産者・北海道新ひだか町の木村秀則氏 戦績17戦4勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億2434万6000円 馬名の由来はかつて地球上に存在した唯一の海。父名(海の神)より連想。

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2021年11月15日のニュース