【秋華賞】かわいい子には旅を！？札幌での経験がソダシを大人に

ソダシ雪辱2冠へ白映える秋

ソダシ
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　まだ薄暗さが残る全休日の午前6時、今浪厩務員が愛馬ソダシの様子を見に来た。水を替え、カイバおけの中身を確認すると「うん、いつもの感じ」とほほ笑む。馬体、精神面が未熟な3歳牝馬にとって、いつも通りなのが何より。順調に調整できている証拠だ。

　前走・札幌記念1着後は現地で1週間ほどゆったり過ごした。これが最高の息抜きになったようで「スッと疲れが取れたね。栗東に帰ってきてから日に日に状態が良くなって、札幌の時よりも体つきは大人になっている。こんな感覚は初めて」と短期間での成長にキャリア40年を超えるベテラン厩務員は舌を巻く。

　真っ白なアイドルホースは完成形に近づいてきた。「トモのバネ、キック力が全然違うよ。まずは無事に…だけど、普通の走りができれば力が違うはず」。追い切りは3週前、1週前と坂路で自己ベストを連発。初対戦で古馬を撃破した札幌記念から、さらに進化した姿が見られそうだ。