【セントウルS】レシステンシア 3週後G1へ弾みつける、坂路で51秒台連発

[ 2021年9月6日 05:30 ]

順調に夏を越したレシステンシア
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 今週から秋競馬がスタート。開幕週は中山&中京で3重賞だ。中京の「第35回セントウルS」はサマースプリントシリーズ最終戦であると同時に、芝短距離の頂上決戦G1スプリンターズS(10月3日、中山)につながる前哨戦。スピード自慢が激突する。

 3週後のスプリンターズSを見据える実力派がそろう。2走前に6F初起用の高松宮記念で2着に入ったレシステンシアが予定通り始動戦を迎えた。昨夏は骨折で休養していたが今年はアクシデントもなく順調に夏を越し、リフレッシュして帰厩。ひと息入れた効果は稽古の動きに表れている。先々週、先週と坂路4F51秒台を連発。あとひと追いで態勢は整う。これまで馬券圏内を外した2戦はいずれもマイル。元々スピードの絶対値が高く、この距離でこそ。勝って本番に弾みをつける青写真だ。

 昨年の高松宮記念(1位入線4着降着)以降、精彩を欠いたクリノガウディーは5月に鞍馬S、安土城Sとオープン特別を連勝。18年朝日杯FS2着の実績馬が息を吹き返した。その後は放牧を挟んで充電完了。中京は走り慣れている。ラウダシオンは春の高松宮記念と安田記念がいずれも14着と崩れたが、昨年NHKマイルC、今年の京王杯SC勝ちの地力は軽視できない。良血カレンモエはG3で3戦連続2着。初タイトル奪取へ、もうひと押しが利けば。

 《始動戦へ順調》ヴィクトリアマイル6着レシステンシアが始動する。1週前の坂路でいっぱいに追われ、4F51秒7~1F12秒0の好時計をマーク。松下師は「元々調教は動く馬ですが動きは良かったと思います。今回は骨折とかではなく休み明けでも単なるリフレッシュ。順調にきているのが何よりです」と目を細める。春の阪急杯で重賞3勝目を挙げ、続く高松宮記念ではタイム差なしの2着。「(中京は)好走していますからね。舞台として悪くないと思います」と力強く語った。

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2021年9月6日のニュース