【小倉サマーJ】熊沢 障害最多タイ254勝目、アサクサゲンキで達成「超えないとね」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

<小倉8R・小倉サマージャンプ>2番手から押し切って勝った熊沢騎乗のアサクサゲンキ(左)
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 小倉8R・小倉サマージャンプ(J・G3)が28日に小倉競馬場で行われ、1番人気アサクサゲンキ(セン6=音無、父ストーミーアトランティック)が2番手から押し切りV、騎乗した熊沢重文(53)は星野忍元騎手に並ぶ歴代最多記録の障害通算254勝目を挙げた。

 先頭で最後の直線に入ると、熊沢は右ステッキでアサクサゲンキに気合を注入。それに応えてゴールを駆け抜けた瞬間、場内は温かい拍手に包まれた。「熊ちゃん、おめでとう」。引き揚げてきた人馬を音無師も笑顔で出迎えた。

 平地でもG1制覇を含め794勝。パートナーは17年の小倉2歳Sを勝っており、二刀流コンビでの歴史的タイ記録だった。鞍上は「まだ記録に並んだところ。タイ記録だと名前も残らないでしょう。やっぱり超えないとね」と笑った。「(星野忍さんは)引退された先輩なんで、焦らずコツコツやっていければ」と次の1勝を目指す。29日は新潟1Rの障害未勝利戦に騎乗。新記録を狙う鉄人から目が離せない。

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