美浦Wコース 自動計測稼働!ゼッケンにICタグ装着

[ 2021年7月28日 05:30 ]

美浦トレセン調教時計の自動計測システムのゴール板受信アンテナ(撮影・郡司 修)
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 美浦トレセンで27日、Wコースで自動計測がスタートした。速い時計を出す馬はほとんどいなかったが、109頭がWコースを周回し、ゴール板を通過するたびにモニター画面に次々と調教タイムが表示された。1Fごとに設置された受信アンテナが通過した馬のICタグ(ゼッケンに装着)を読み取る、坂路で導入済みの方式。これまで霧や雪など視界不良で困難だった状況下でも計測が可能となる。新潟日曜メインに出走予定のウインイクシード(牡7=鈴木伸)は馬場開場から数分後に周回し、4Fから77秒9~54秒8~34秒4~16秒7を刻んだ。

 JRA情報システム部統合情報システム課の山田課長補佐は「テストを十分に重ね、システムを切り替えるだけでトラブルなく順調に本番を迎えられました。台風も心配しましたが元々、天候には強いシステム。今のところ大丈夫。ファンの皆さんに、より正確な情報を提供できると思います」と話した。国枝師は「いいんじゃないか。だが、外ラチと内ラチでは差もあると思う。そのうち、もっと進んだやり方になるのでは」。調教に自らまたがる小島師は「いい目安となるはず」と語った。なお、栗東では12月7日にCWコースで自動計測が導入される予定。

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2021年7月28日のニュース