【G1福岡チャンピオンカップ】前田 地元で悲願のG1初制覇!「100点のレースでした」

[ 2021年6月12日 05:30 ]

地元周年でG1タイトル初制覇を飾った前田
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 ボートレース福岡の開設68周年記念競走G1「福岡チャンピオンカップ」は11日、12Rで優勝戦が争われ、1号艇の前田将太(33=福岡)がインからこん身のスタートを決め快勝、念願のG1初制覇を地元で果たした。最内を差した太田が2着、3着には坪井が入った。

 前田がインからコンマ11のスタートを決め、1周1Mは枝尾の捲り差しが入りかけたが、回ってからは一気に後続を引き離し、独り旅。「無理はできないが勝てるスタートを行こうと思っていた。100点のレースでした」と振り返った。ピットに戻ると多くの選手と握手、ハイタッチを交わした。

 「緊張はなくリラックスできていた。昨日の夜から何回もイメージして何回も優勝しましたよ(笑い)。お客さんの声援が凄くて本当にうれしかった。福岡の人は熱いんで幸せ者です」

 オール3連対、得点率トップ通過での完勝劇。予選ラストは会心の4コース捲り差しで白星を奪取。「得点トップを意識してレースができたし成長できてるのかなと思う」とファンの期待に応え続けた。

 13回目のG1優出で1号艇は4回目。「1号艇なら勝てる自信はあった。いつか獲れると思っていたが少し不安もあったので、このチャンスはつかもうと。これまで経験があったからこそだと思う」

 次の目標はSG制覇。7月には芦屋でオーシャンカップが待つ。「SGの権利を1つしか持ってないんで結果を出したいですね」。まだまだ成長を続ける前田が大きなステップを踏んだ。

 【次走】優勝した前田将太は15日からのからつ一般戦に出場し、森高一真、興津藍らと激突する。坪井康晴は19日からの浜名湖G3企業杯で秋山直之、丸岡正典らが相手。枝尾賢、篠崎仁志、西山貴浩は22日からの児島SGグランドチャンピオンで松井繁、峰竜太、平高奈菜らと相まみえる。太田和美は23日からの宮島一般戦で渡辺伸太郎、吉田一郎らと覇権を争う。

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2021年6月12日のニュース