【エルフィンS】エリザベスタワー　出世レース突破だ!高野師「馬場もこちらに利がありそう」

　【東西ドキュメント・栗東＝2日】月曜夜は大雨が降り続いた。火曜朝も雨天を覚悟していた寺下だったが、調教開始前にはやんでいた（ラッキー）。雨が上がれば自転車での移動もスムーズだ。坂路での取材を終えると、トレセン内で真逆の位置にある高野厩舎へ向かった。

　エルフィンSにエリザベスタワーを送り込む。12月の新馬戦は大物感のある勝ちっぷり。絶望的な位置から、上がり3F33秒6の末脚で差し切った。高野師は「出遅れて厳しいかと思ったが、持っているポテンシャルを発揮してくれた。グッドルッキングホースですね」と見た目も評価する。

　1年前はデアリングタクトが圧巻の末脚で新馬戦から連勝を飾り、無敗で牝馬3冠達成。今年は中京で開催されるが「キャンターを見ていても左回りが苦手な感触はない。欧州血統なんで、今の（荒れた）馬場もうちの方に利はありそう」と歓迎。エリザベスタワーも出世レースを突破すれば明るい未来が待っている。