【ターコイズS】スマイルカナ G1再進出弾みV!“一変”好位差しで重賞2勝目

[ 2020年12月20日 05:30 ]

<ターコイズS>レースを制したスマイルカナ(左から2頭目)(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 牝馬重賞「第6回ターコイズS」が19日、中山競馬場で行われた。好位3番手から伸びた1番人気スマイルカナが内をついたアンドラステを鼻差振り切って快勝。1月フェアリーS以来の重賞2勝目を飾った。

 大きな大きな鼻差Vに柴田大の笑みがはじけた。

 「良かった。凄くうれしいです。この間の中山(京成杯AH2着)で鼻差負けがちらついたけど…。100点の競馬ができた。こちらが頭が下がります」。年初のフェアリーS優勝から走り続け、桜花賞(3着)など大舞台でも奮闘して今年9戦目。行く馬がいると見るや、逃げのイメージが強かった愛馬を3番手で折り合わせ、最後ひと伸び。鞍上は「最近は調教でも落ち着いてきたので」と会心の好位差しに表情が緩んだ。

 管理する高橋祥師も「あの位置(3番手)で競馬ができたのが一番の収穫。1年間頑張ってきて、最後に勝てて良かった。使われながら大きくなって、成長を感じていた」とニッコリ。

 待望のG3・2勝目。来年はさらなる飛躍が待っている。柴田大は「これで賞金加算もできて、来年が楽しみになりました」とG1再進出を見据え、目を輝かせていた。

 ◆スマイルカナ 父ディープインパクト 母エーシンクールディ(母の父ディストーテッドユーモア)17年3月22日生まれ 牝3歳 美浦・高橋祥厩舎所属 馬主・岡田繁幸氏 生産者・北海道新ひだか町の木田牧場 戦績12戦5勝(重賞2勝) 総獲得賞金1億7063万5000円。馬名の由来は笑顔+人名。

続きを表示

2020年12月20日のニュース