【宝塚記念】“最多票数”ライラック、ラスト11秒4　松永幹師も手応え「動きも良かった」

Cウッドで単走で追い切るラッキーライラック
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　ファン投票2位のラッキーライラック。1位アーモンドアイと同世代の牝馬決戦は夢と消えたが、今年の出走馬中で最高の票数を集めたのだから大したもの。注目の最終追いはCWコースで単走。最後まで落ち着き払い、1F11秒4（6F82秒8）で駆け抜けた。

　松永幹師は「前に他の厩舎の馬がいて、それがいい目標になった。予定通りの調教ができて動きも良かった」。すでにG1・3勝を積み重ねた5歳馬。状況に応じて調教でも臨機応変に立ち回るあたりは頼もしい。

　「2200メートルはエリザベス女王杯でも勝っているし、香港でも長い距離を走っているので心配していない。ポイントは位置取り。香港はスタートがもうひとつで位置取りもあって2着。前走（大阪杯1着）みたいに、いいスタートを切れたら、位置も取れるんじゃないか」。父オルフェーヴルに続くVならG1・4勝目。名牝への階段を駆け上がるか。