【宝塚記念】ライラック1頭のみ!14年以降驚異の6連勝中「5歳」&過去10年で圧倒的「牝馬」

[ 2020年6月24日 05:30 ]

<宝塚記念>抜群のデータで軸に指名されたラッキーライラック (撮影・亀井 直樹)
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 上半期最後となった「G1データMAX」。さまざまな切り口から勝ち馬に肉薄してきたが、宝塚記念はデータ派に福音の一戦。どのデータもあの馬に味方した!

 (1)年齢 いきなり強烈なデータから。14年以降、5歳馬が6連勝中。単勝回収率は224%。複勝回収率も165%。5歳馬を全て買ってもプラス収支になる。昨年は7頭出走し、掲示板(1~5着)を独占。キャリアを重ね、体も成長し、5歳夏は競走馬としてピークを迎える年齢。15年ラブリーデイ(6番人気)、16年マリアライト(8番人気)、18年ミッキーロケット(7番人気)など人気薄でも勝ってしまう。

 (2)牝馬 昨年は5歳牝馬リスグラシューがV。16年にはマリアライトが勝っており、近年、牝馬は見逃せない。過去10年で【2・3・4・11】。13年以降で馬券に絡まなかったのは18年だけ。その18年もヴィブロスが3着馬と首差の4着。蒸し暑くなる梅雨シーズン。やはり牝馬は暑さに強い。なお、今春の古馬混合の芝G1で牝馬は非常に強く、天皇賞・春を除く、該当3競走で牝馬ワンツー決着が実現(別表(2))。この時流も見逃せない。

 (3)距離実績 2000メートルでも2400メートルでもない。“非根幹距離”2200メートルで行われる数少ないG1、それが宝塚記念。昨年Vのリスグラシューは京都芝2200メートルのエリザベス女王杯を制していた。2200メートルの実績は重視したい。エリザベス女王杯、京都記念あたりを制したことがある馬には注意を払うべきだ。

 ☆結論 買える「5歳」&「牝馬」。今年の5歳牝馬はラッキーライラックただ1頭で信頼の軸となる。芝2200メートルは昨年のエリザベス女王杯を勝っており、挙げた条件は全て満たした。ファン投票ではアーモンドアイに次ぐ支持を集め、出走予定馬中では最上位。期待に応える。相手筆頭は5歳で2200メートル重賞V(今年のAJC杯)があるブラストワンピース、牝馬で今年の京都記念(2200メートル)を制したクロノジェネシス。人気必至のサートゥルナーリアは近年の宝塚記念で苦戦している4歳牡馬。18年キセキ(2番人気8着)、16年キタサンブラック(2番人気3着)も連を外した。2200メートルの重賞Vもなく、あくまで押さえ程度。

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