【スイートピーS】デゼル鬼脚V 最後の樫切符 鞍上レーンも絶賛!

[ 2020年5月4日 05:30 ]

スイートピーSを1番人気で制したデゼル(右)=撮影・郡司 修
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 オークストライアル「スイートピーS」が3日、東京競馬場で行われ、レーン騎乗の1番人気デゼルが無傷の2連勝。1着馬だけに与えられるオークス(24日、東京)の優先出走権を獲得した。

 1枚だけの樫への切符。上がり3F32秒5の鬼脚で狭き門をこじ開けた。道中は後方待機。4角で13番手だったが直線だけで大外から一気にごぼう抜き。段違いの末脚で他馬を一蹴した。導いたレーンは「直線を向いていい反応を見せてくれた。今回がまだ2戦目だが、いいポテンシャルを持っている」と絶賛した。

 友道師は「スタートを決めて馬込みで折り合えたし、収穫があった。次はオークスへ」と明言。デビューから1800メートルを2連勝。本番では3Fの距離延長が待つ。鞍上は「スイッチの切り替えがうまく折り合いがつけやすい。乗った感触では2400メートルは問題ない」ときっぱり言い切る。昨年のこのレースの勝ち馬カレンブーケドールはその後、オークス、秋華賞、ジャパンCで2着と大きく飛躍した。出世レースを無敗で制し、夢は大きく広がった。フランス語で「翼」と名付けられたデゼルが上昇気流に乗って、世代の女王へ一気に駆け上がる。

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2020年5月4日のニュース