【桜花賞】デアリングタクトが優勝、無傷3連勝 3戦目で戴冠は40年ぶり

[ 2020年4月12日 15:43 ]

大外から差し切り無敗で桜花賞を制したデアリングタクト(撮影・亀井 直樹)
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 2020年クラシック開幕戦で牝馬3冠の第1関門「第80回桜花賞」(G1、芝1600メートル)は12日、阪神競馬場で行われ、松山騎乗の2番人気デアリングタクト(牝3=杉山晴)が直線差し切って優勝、無傷3連勝でG1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分36秒1。

 レースは内枠を利したスマイルカナ、ナイントゥファイブが前に行き、外枠のレシステンシアが徐々に進出、デアリングタクト、クラヴァシュドールは中団につけた。レシステンシアが最後の直線で抜け出しを図るがそとからデアリングタクトが鮮やかに差し切った。

 勝ったデアリングタクトは父エピファネイア、母デアリングバードの血統。通算成績は3戦3勝。重賞は初挑戦だった。

 2歳戦が実施されるようになった1946年以降、デビュー3戦目での桜花賞制覇は、48年ハマカゼ、80年ハギノトップレディが成し遂げており、この2頭と並ぶ最少キャリアの桜花賞馬となった。

 鞍上の松山は2017年のアルアインで制した皐月賞以来のJRA・G1・2勝目。管理する杉山晴師は、G1通算2勝目となった。

 1馬身半差の2着にレシステンシア、さらに1馬身3/4でスマイルカナが入った。

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2020年4月12日のニュース