【京都新馬戦】初陣ブルームラッシュ、関西遠征でも10F自信

[ 2020年1月31日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=30日】来月末はサウジ出張。移動の嫌いな高木は12時間近い長旅を今から恐れている。馬だってそうに違いない。ましてやデビュー前の新馬なんて輸送だけで神経をすり減らしてしまうはず。今週の京都新馬戦(日曜6R)に美浦のブルームラッシュが出走する。尾関師は「まずは輸送をクリアしてもらいたい」と心配そう。だが、リスクを負うだけの勝算がないと関西遠征には踏みださない。

 昨年、京都と阪神の新馬戦に遠征した関東馬は58頭。勝率は12.1%で関西馬の7%を上回っている。基本的に関西馬優勢の中央競馬でこれは注目すべき数字だ。ブルームラッシュについて師は「長いところが合いそうなので」と説明。今週、東京の芝の新馬戦はマイル戦のみで、10Fへの適性を見込んでの遠征だ。近親にはスピルバーグ、トーセンラーのG1馬が並ぶ良血。師は「早くから素質を感じたが、ここ2、3週で良くなってきた。私の経験的にこういう馬は走る」と自信ありげ。この馬の配当で機内クッションを買おうともくろむ高木だった。

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2020年1月31日のニュース