【シルクロードS】ディアンドル、短距離女王の道へ鋭伸 春の大舞台へ輝く4歳牝馬

[ 2020年1月31日 05:30 ]

坂路を駆け上がるディアンドル(撮影・亀井 直樹)
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 高松宮記念へと続くハンデG3「シルクロードS」の最終追い切りが30日、栗東トレセンで行われ、4歳牝馬のディアンドルは余力たっぷりの手応えで鋭い伸び。順調ぶりをアピールした。未勝利からの5連勝を全て土曜競馬でマーク。水曜に追い切り、中2日でレースに挑むのがディアンドルの必勝パターンだ。日曜競馬の今回は同じ中2日の間隔となる木曜追いを選択。坂路で序盤はなだめるのに苦労しながらも、スピードに乗ってからはリズム良く駆け上がった。ラスト2Fは11秒9→12秒3の好時計。奥村豊師も満足げだ。

 「今日は馬なりの指示。動きを見ても、順調に来ているなと思います。前走(スプリンターズS13着)の疲れも感じませんし、順調に来たのが何よりですね」

 デビューから8戦連続で芝1200メートル戦を使った“ミス・スプリンター”。昨秋のG1を使った後は放牧を挟み、ここ目標に乗り込んできた。

 キャリアは8戦ながら、モレイラ、マーフィーなど6人のジョッキーがまたがり、競馬を教えてきた。新コンビ・池添の手綱さばきにも期待が懸かる。鞍上とは1週前追い(坂路4F52秒4~1F12秒0)でコンタクト済み。奥村豊師は「実績のあるジョッキーだし、馬のことも分かってもらえたと思う。あとは枠順が決まってから相談します」と締めくくった。苦戦したG1の舞台に再び挑むためにも、今年の始動戦で好スタートを飾りたい。

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2020年1月31日のニュース