菜七子、関東リーディング10位確定 一流ジョッキーの証「充実した1年」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

中山競馬8Rでアサクサヤマに騎乗して6着でレースを終えた藤田菜七子(撮影・郡司 修)
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 藤田菜七子(22)がデビュー4年目の19年をJRA年間43勝で終え、一流ジョッキーの仲間入りとなる関東リーディング10位を確定させた。

 「今年は本当にたくさんの経験をさせていただき、充実した一年だった。もっと上手に乗れたレースもあるし、決して満足はしていない。来年も目の前のレースを一鞍一鞍頑張りたい」

 この日は1Rペルシャンジュエルの5着が最高で、レース後は「砂をかぶると嫌がるところがあったし、もう少し(脚を)ためていけるところをつくれれば良かった」と悔しそうに振り返った。それでも、年間勝利数で並ぶ横山典を2着の回数で抑え、関東リーディング自身初のベスト10入りを決めた。

 フェブラリーSでのG1初騎乗に始まり、ウィメンジョッキーズW杯総合優勝、交流重賞&JRA重賞初制覇…。「女性騎手」の枠を超えた活躍を続けた。先日にはコパノキッキングの馬主であるDr.コパこと小林祥晃氏から来年のラッキーカラーであるグリーンの長財布をプレゼントされたという。あと1勝で見習騎手から卒業する来年こそ真価を問われる年となる。 

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2019年12月29日のニュース