【朝日杯FS】グレイテスト 乗り乗り「ウイン」&松岡コンビで激走予感

[ 2019年12月11日 05:30 ]

調教を行うウイングレイテスト(撮影・西川祐介)
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 硬軟両面のデータから勝ち馬をあぶり出す「G1プロファイリング」は「消費税率の法則」からウイングレイテストに白羽の矢を立てた。

 2019年も、残すところあと半月ほど。令和改元などさまざまな出来事があった一年だが、日々の生活に直結するトピックといえば消費増税だろう。10月1日から8%→10%にアップ。増えた支出は競馬ファンなら馬券でカバーしたい。

 平成元年(89年)に3%で導入された消費税は段階を踏んで税率が引き上げられた。税率アップ年の朝日杯FSの優勝馬を振り返ると、ある傾向が浮かび上がる。導入した89年は中野栄治と「アイネス」フウジン。5%に引き上げられた97年は的場均と「グラス」ワンダー。そして8%となった14年は蛯名正義と「ダノン」プラチナ。3頭の共通項とは?

 (1)関東馬
 (2)キャリア3戦でオール連対
 (3)デビュー戦から関東所属の同一騎手が継続騎乗
 (4)冠名付きの馬名で必ず「ン」が入る

 今年、出走予定の関東馬はわずかに2頭。この時点でかなり苦しい条件となったが…。いた!ウイングレイテストだ!!まず戦績【1・2・0・0】で(2)をクリア。デビュー戦から手綱を取る松岡が騎乗予定で(3)もOK。そして冠名「ウイン」で(4)突破とコンプリートだ。

 89年当時、朝日杯(当時は3歳S)は西の阪神3歳Sと並ぶ、東の世代チャンプ決定戦。出走15頭中、関西馬の参戦はわずか2頭だった。ところが91年に阪神が牝馬限定となり、朝日杯は統一の牡馬王者決定戦に。グラスワンダーVの97年は出走15頭中、関東馬は半数の8頭まで減少。さらに14年には阪神に移設。関東馬にとってはアウェーとなり、出走は18頭中5頭まで激減。完全な西高東低となった。

 年々ハードルが上がる中、それでも激走し増税の救世主!?となってきた関東馬。同じ勝負服のウインブライトで香港Cを制し、運気上昇の松岡に夢を託すのも悪くない。年末ジャンボより当たる確率は高い!?

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2019年12月11日のニュース