【秋華賞】クロノジェネシス90点 無駄なく機能的なスリムボディー

[ 2019年10月8日 05:30 ]

機能性に満ちたボディーのクロノジェネシス(撮影 亀井 直樹)
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 機能性に満ちたスリムなボディーに宿るのは柳のようにしなやかな筋肉。クロノジェネシスの芦毛をアスリートになぞらえるなら、ルーマニアの「白い妖精」ナディア・コマネチです。14歳で挑んだ76年モントリオール五輪。妖精のように小さな女の子(当時、体重39キロ)は五輪体操競技初の10点満点を記録し、一躍世界のヒロインになりました。白い肌と白いレオタードの代わりに少しだけ白くなった被毛を着けた芦毛馬も430キロそこそこの小さな体ですが、全ての部位が無駄なく機能的にリンクされています。

 全身を包むのは薄くても繊細でしなやかな筋肉。クロフネ(母の父)のごつさが全くない。ふくよかなマイラー体形の半姉ノームコアとは対照的な引き締まった中距離体形。父がハービンジャーからバゴに替わった影響なのか。オークス(3着)以来の出走となりますが、無駄な肉をそぎ落とした仕上がりです。休み明けならもっと腹周りに余裕が欲しい、成長をアピールしてほしいと指摘したくなるほどスリム。22歳で引退した早熟な妖精をイメージさせる体形です。

 顔つきはひと夏越して、一層りりしくなった。目、耳、鼻を前方の一点に集中しながら、尾を自然に垂らして力みが全くない。平均台の上に立つコマネチのような集中力と落ち着きを備えた立ち姿。「体操の名花」チャスラフスカに対抗できるのは…。縦横無尽にターフを跳躍できる白い妖精です。

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