初陣Vルーチェ姉以上の大物感

[ 2019年9月6日 05:30 ]

新馬勝ちし口取りするプレストルーチェと張田騎手(右)
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 先週、このコラムで「グランダムジャパン2019」のタイトルに王手をかけたクレイジーアクセル(牝4=大井・渡辺和)を紹介したが、くしくも2日の船橋新馬戦(1000メートル)で2歳下の弟・プレストルーチェ(船橋・山下)がデビュー、1番人気に応えて見事勝ち上がった。

 好スタートから2番手を追走。デビュー当時の姉がそうだったように3、4コーナーは外に逃げるような気の悪さを見せたが、そこを手綱で矯正して直線を向くとステッキ一発。あとは持ったままで後続を9馬身ぶっちぎった。勝ち時計も1分1秒4と極めて優秀。父は姉のロージズインメイからマジェスティックウォリアーに変わったが、負けず劣らずの能力の高さを見せつけた形だ。

 手綱を取った張田が「次も乗れますかね」と取り囲んだ報道陣に笑いを誘った後、続いたのは賛辞の嵐。

 「最初から最後まで遊んで走っていた。ずっと外に行こうとするように幼いところもあるが、それでもこの勝ち方。馬格(509キロ)もあるし、距離も長ければ長い方が良さそう。底知れない大物感がある」

 姉は3歳時に牝馬クラシックのタイトルには手が届かなかったが、このまま順調に成長すれば…早くもタイトル獲りを予感させるインパクト十分な馬が現れた。

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2019年9月6日のニュース