【セントウルS】メロディ風格!単走軽やかに11秒5 

[ 2019年9月6日 05:30 ]

福永祐一騎手を背に芝コースで単走で追い切るミスターメロディ
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 「第33回セントウルS」(8日、阪神)の主役ミスターメロディは芝コースでの木曜追いで軽快な走りを披露した。

 春のスプリント王ミスターメロディがいよいよ始動戦を迎える。高松宮記念V以来5カ月半ぶり。実戦を目前にした調整過程は前走を踏襲している。2週連続でジョッキーが乗り、芝コースでの木曜追い。この日は単走馬なりで5F63秒6~1F11秒5。手先がよく伸びて、軽やかに駆け抜けた。引き揚げてきた福永は「無理はさせていないしコントロールが利いていました。(精神的に)キリキリとした感じはない。たくましくなっていますね。本番へ向けて、いい競馬をしたい」と成長を感じ取っていた。

 高松宮記念は促してインの絶好位を取り、内からスッと抜け出してVとセンスあふれる内容。初の芝1200メートルでいきなりG1を勝った。ひと夏を越え、藤原英師も「仕上がりは順調。力が抜けて全体的に成長しています。ドッシリとして落ち着いてますね。58キロは仕方ないところ。成長力で克服してほしいですね」とパワーアップを実感する。

 昨春にファルコンSを勝って初の重賞タイトルを手に入れた。年末の阪神C2着を経てのG1制覇。福永は「クラスが上がれば、そのクラスにふさわしい体になる。それを感じる馬もいますよ。“風格を持つ”というのは競走馬にとってはいいこと」と話す。

 今秋のスプリント路線はにぎやかだ。昨年のマイルCS覇者ステルヴィオや今年の桜花賞馬グランアレグリアが殴り込み。スプリンターズSで初顔合わせとなる。その前にここで夏のスプリントチャンピオンを狙う馬たちの野望を打ち砕き、威風堂々“主役”として次のステージへ向かう。

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2019年9月6日のニュース