ルメール 凱旋門賞へ自信、札幌で経営者向けにセミナー

[ 2019年7月4日 05:30 ]

「JRA札幌セミナー」で講師を務めたクリストフ・ルメール(撮影・秋田 麻由子)
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 クリストフ・ルメール(40)が3日、JRAが北海道内の企業経営者層向けに行う「JRA札幌セミナー」で講師を務めた。

 「C・ルメール騎手が語る日本競馬の魅力と挑戦」と題され、120人が参加する盛況ぶり。ルメールは14年に外国人初のJRA通年免許を取得した際の苦労話などを披露。日本語の取得に朝のNHK連続テレビ小説「マッサン」(14年9月~15年3月放送)が一役買ったことを明かし、外国人労働者問題についても当事者として相互理解の大切さを説いた。

 昨年は年間215勝、G1・8勝と共に年間最多記録を更新。06年の武豊以来12年ぶりとなる騎手大賞を獲得したルメールにとって、今年は新たな“挑戦”の年。フィエールマンと、日本馬での3度目の仏G1凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン)参戦が控えている。「先日、フィエールマンに合ったが非常にいい状態。血統的な適性もあるし、凱旋門賞を勝てるチャンスがある。日本馬で凱旋門賞を勝つのは夢、もし勝ったら騎手を辞めてもいいくらいの思い」と力強く語った。

 同馬は英国ニューマーケット調教場で調整を行う予定で、これは凱旋門賞出走の日本馬としては初。「ニューマーケットはウッドチップコースがあり日本と同じ調教ができるからいいと思う」。今秋、自身そして日本競馬界の悲願に挑む。

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2019年7月4日のニュース