【函館分析・連闘】一変はレアケース、狙いは前走1、2着

[ 2019年6月11日 05:30 ]

昨年の函館スプリントS、3番人気セイウンコウセイがV
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 格言とは別に函館特有の馬券の肝が連闘馬。輸送のない滞在競馬が基本の函館では他場に比べ連闘で臨む馬が圧倒的に多い。過去5年で連闘馬の出走回数は998回。同時期の福島の122回と比べれば一目瞭然だ。開催が進むと出走馬の過半数が連闘馬というレースも出現する。

 ただ、成績はいまひとつの印象。函館開催の出走間隔別成績で勝率、連対率、3着内率を比較すると半年以上の休養馬を上回る程度で数字は伸び悩む。むしろ中1~2週の方が馬券に絡む可能性は高い。

 では、数の多い連闘馬をどう選別するか?連闘馬の前走着順別成績を見ると、最も好成績なのが前走2着からの連闘。これに続くのが前走1着馬。これは昇級戦と考えれば健闘と言える。馬券的に狙えるのは前走4着まで。5着以下は極端に信頼度が下がる。いわゆる“連闘一変”はかなりのレアケースだ。

 前走2着馬の連闘は黙って買いだが、人気になるケースが大半で単勝平均配当は248円と“激安”。一方、前走6着以下から巻き返すケースは多くはないが、成功した場合の単勝平均配当は17倍を超える。確率は低いが穴党はあえて狙ってみる手もある。

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2019年6月11日のニュース