【京成杯】ローゼス軽快 騎乗のマーフィー「凄くいい」

[ 2019年1月10日 05:30 ]

マーフィーを背に併せで追い切るランフォザローゼス(左)=撮影・村上 大輔
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 「第59回京成杯」(14日、中山)の追い切りが、美浦トレセンで行われ、名牝エアグルーヴの孫ランフォザローゼス(牡=藤沢和)がWコースで軽快な脚さばきを披露した。

 英国のスーパーヤングもしびれさせる良血馬のストライド。初めて手綱を取ったマーフィーが声を弾ませた。「凄くいい動きです。それに、とても奇麗な馬。いっぺんで気に入りました」。その傍らでは出迎えた藤沢和師が納得顔を浮かべる。「スピードがあるし、品がいいよね。レースを使うごとに大人びて、扱いやすい馬になっている。やっぱり血統なんだろうね」

 ドラゴンストーム(7歳障害オープン)の3馬身後方からインを突くと、馬なりのまま併入。ルーラーシップやアドマイヤグルーヴなどが伯父伯母に名を連ねる血統。「新馬は強いレースぶりだったし、前走(葉牡丹賞2着)も進路をふさがれながら頑張っている」と師は振り返った。

 主な3歳馬の日程が発表され「藤沢の馬は古馬になってからなんて悪口も言われたが、今年の明け3歳世代には素晴らしい馬がそろっている。クラシックでかなりやれそうだよ」。京成杯に出走する良血馬も春のクラシックを狙える一頭。師はマーフィーへ注文をつけた。「先々週まで2歳馬だったんだ。大事に扱ってくれ」。良血のバラの芽を摘まず、鮮やかに開花させる藤沢指令だった。

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2019年1月10日のニュース