【川崎】的場　地方通算７１４７勝目！“日本最多記録”へ王手

川崎競馬３Ｒで、シナノボタンに騎乗し地方通算７１４７勝目を挙げた的場（撮影・久冨木　修）
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　的場文男（６１＝大井）が２３日、川崎３Ｒシナノボタンで１着となり地方通算７１４７勝目。ＪＲＡ４勝、海外１勝を加えると７１５２勝となり、佐々木竹見氏の持つ日本最多勝記録７１５３勝（地方７１５１勝＋ＪＲＡ２勝）に、あと１勝と迫った。

　７頭立て。単勝１・９倍の圧倒的支持を受けた。好スタートを切り、逃げる内ミヤビセラヴィと馬体を併せながら最後の直線へ。的場が追い出すとムチに応えるように末脚を伸ばし、２着に４馬身差をつけて完勝した。シナノボタンは６月１５日、川崎２Ｒでコンビを組んだが落馬し、１カ月弱の戦線離脱となった馬。悪いイメージを振り切るリベンジ白星でもあった。

　猛烈な日差しを浴びての騎乗で下馬後は汗を噴き出しながら、くしゃくしゃの笑顔。「馬がよく動いてくれて、また１つ勝てたね。何とか次の大井（開催）で記録を達成したいから本当に良かった。大井でやらないと佐賀（８月５日、里帰りジョッキーズＣ）で騎乗馬をそろえてくれているらしいから…。そこになっちゃうとねえ」。レジェンドは複雑な表情で大井での記録達成に執念を見せた。２４日、船橋５Ｒで日本一に並ぶか。