史上最高齢更新へ!法華津 79歳での2度目東京五輪目指す

[ 2018年7月24日 05:30 ]

東京五輪馬術特集(上)

ロンドン五輪以来の出場を目指す法華津
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 ▽五輪馬術の参加資格 選手に年齢制限はない。12年ロンドン五輪は法華津寛が日本史上最年長の71歳で出場。75歳で挑むはずだった16年リオ五輪は、パートナーのザズー号が体調を崩したため代表選考会の参加条件を満たせず断念した。東京五輪出場に意欲を見せており、出場すれば79歳で五輪史上最高齢記録を更新する。馬術競技は馬が体力面をカバーするため高齢でも第一線で活躍する選手が多い。一方、馬には年齢の規定があり、総合と馬場は8歳以上、障害は9歳以上が条件。競走馬とは異なり、16歳までが競技能力のピークといわれる。

 ▽馬術の歴史 人馬の共同作業は、エジプト、ペルシャなど多くの古代文明にさかのぼる。馬を用いた競技としては、古代オリンピックに戦車競技(馬に二輪車を引かせる)があった。馬術が近代五輪競技として初めて実施されたのは第2回パリ大会(1900年)。当時は、障害飛越の1競技のみだった。21年に国際馬術連盟が創設され、馬場馬術、障害飛越、総合馬術の3競技で構成することが決定。ただ、48年までは男子の騎兵隊将校のみに参加が限定されていた。52年以降は騎兵隊将校に限らず、男女の区別なく参加が認められるようになった。

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2018年7月24日のニュース