【中京新馬戦】サルバドル　しっかり乗り込み、秘める能力期待

　【東西ドキュメント＝栗東・５日】前開催から２歳戦が始まり、クラシックを意識する好素材が次々とデビュー。８日の中京５Ｒ新馬戦も評判馬がそろった。早い段階から、ここに狙いを定めていたのがワークフォース産駒タガノサルバドル（牡＝宮本）だ。宮本師から期待の大きさが伝わってくる。

　「２カ月くらい、しっかり乗り込んできたし、仕上がりはいい。跳びが大きくて距離があった方がいいので二千でデビュー。体はスラッとしているけど、走りが力強いから道悪の芝になっても問題ないと思うよ」

　追い切りは先週ＣＷコース併せ馬で負荷をかけ、今週は坂路単走で４Ｆ５３秒９〜１Ｆ１３秒０。態勢は整った。幻のクラシックホースといわれたタガノテイオー（２０００年朝日杯３歳Ｓ２着のレース中の骨折で予後不良）と同じ一族。秘める能力は高そう。重賞戦線で活躍している厩舎の先輩クリンチャー、ノーブルマーズに続くか。柏原はデビュー戦の走りに注目している。