【プロキオンS】マテラスカイ 控えめ時計もドバイの強さ再び

[ 2018年7月6日 05:30 ]

 8日の中京メイン「第23回プロキオンS」の木曜追いが、5日未明から大雨警報が発令された栗東トレセンで行われた。砂界屈指の快足マテラスカイは、奇跡的に雨が上がった開門直後の坂路に登場。外ラチ沿いを駆け上がり、軽快な脚さばきで加速ラップを刻む。最後まで楽な手応えのまま4F54秒2〜1F12秒4をマーク。この馬にしては控えめ!?な時計だったが、日高助手は状態に満足げだ。

 「中1週なのでそんなにやるつもりはなかったし、予定通りです。使った上積みも多少はありそう」

 ドバイ遠征帰りだった前走時の最終追いは、4F50秒1の“一番時計”を叩き出していた。やれば時計の出る馬だが、間隔が詰まる今回は、調教でド派手なパフォーマンスは必要ない。

 1月から武豊とコンビを組み4戦3勝。国内では負けていない。果敢に挑んだドバイゴールデンシャヒーン(5着)でも好位から粘り、世界の猛者相手に掲示板を確保した。

 充実著しい4歳馬。日高助手は「以前は前に行けなかったが、持ったままで行けるようになった。間違いなく力をつけている」と目を細める。1Fの距離延長についても「延びても我慢してくれるのでは」とジャッジ。天才・武豊とのコンビで重賞初制覇に挑む。

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2018年7月6日のニュース