【金鯱賞】体調回復ヤマカツエース復活V!有馬参戦の明言は避ける

[ 2016年12月4日 05:30 ]

<金鯱賞>池添騎手を背にパドルウィールをかわすヤマカツエース(手前)
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 中京競馬場で行われたG2「第52回金鯱賞」は4番人気のヤマカツエースが中団から差し切りV。年明けの中山金杯以来となる勝利で重賞4勝目を飾った。大外13番枠からのスタート。「序盤は馬の後ろに入れることができなかった」と振り返った池添だが、馬群がバラけた向正面で前に馬を置いて折り合わせた。直線は迷いなく外に持ち出すと、押し切り態勢のパドルウィールを首差で捉えてゴールに飛び込んだ。

 池添兼師は前走から20キロ増の馬体重を勝因に挙げた。「とにかく体が戻ったのが大きかった。実績のなかった左回りも上手にこなしてくれた」と復活Vを喜んだ。次走については「馬の様子を見てから」と慎重。有馬記念についても「2000メートルなら文句なく使うんだが…。でも(息子の池添)謙一は使ってほしいみたいだし、選択肢としては残して考えたい」と語るにとどめた。

 ◆ヤマカツエース 父キングカメハメハ 母ヤマカツマリリン(母の父グラスワンダー)牡4歳 馬主・山田和夫氏 栗東・池添兼厩舎所属 生産者・北海道新ひだか町岡田牧場 戦績21戦6勝 総獲得賞金2億6064万8000円。

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2016年12月4日のニュース