武豊が３０年の思い出語る　忘れられないオグリの有馬記念制覇

トークショーでファンの声援に応える武豊

　日本中央競馬会（ＪＲＡ）のトップジョッキー、武豊が４日、自らの騎手デビュー３０周年を記念した東京都内での展覧会でトークショーを行い「それぞれに思い出がある。改めて長くやってきたと感じるし、さらに頑張りたいという気持ちになった」と語った。

　約千人のファンを前に数々の思い出を披露。オグリキャップの引退レースとなった１９９０年の有馬記念を「スタンドに隙間がなく、あの光景は忘れられない」と回想。史上２頭目の無敗での三冠馬になったディープインパクトについては「大きな出会い。すごい馬だった」と振り返った。

　７日にはラニに騎乗して米国クラシック３冠のケンタッキー・ダービーに挑戦する。「なかなか出られないレース。つかんだチャンスをものにしたい」と意気込んだ。