【住之江・太閤賞】田中 インから押し切りG1・15度目V

[ 2016年2月26日 05:30 ]

危なげなく押し切り太閤賞を制覇した田中は、昨年の高松宮記念に続く当地G1連覇を達成

 ボートレース住之江のG1「太閤賞」は25日、12Rで優勝戦が行われ田中信一郎(43=大阪)がインから危なげなく押し切って3度目の太閤賞制覇。昨年の高松宮記念に続く当地G1連覇を達成した(G1通算15度目)。

 「メッチャうれしい!!去年の高松宮記念もうれしかったけど今回も同じくらいうれしい」。ここ一番、プレッシャーの掛かる場面で強いのが田中。コンマ15のトップS。1周1マーク、誰にも影を踏ませない圧倒的な逃げでぶっちぎりのVゴールだった。

 「変に力を入れず、こういう勝ち方もあるんだと思った。勝ちたい気持ちもあったが欲張ったらアカン。意外と冷静にいけた。大阪でワンツーできたのも良かった」。しっかりと2着をキープしたのが石野。住之江の舞台で他地区に譲るわけにはいかなかった。

 地元愛は誰より強い。昨年の太閤賞、そしてSGグランプリを山崎智也に奪われた。まずは1つ、奪還に成功した。「また7月(26~31日)に太閤賞があるし、高松宮記念(10月3~8日)もある。地元のG1は3つとも獲りたい」。田中のリベンジ魂に完全に火がついた。そして、こう締めくくった。「最後は黄金のヘルメットをかぶりたいね」。鋭い眼光で見据えるは4度目のグランプリ制覇。田中はいい表情をしていた。

 ◆次走 優勝した田中信一郎、そして赤岩善生、坪井康晴、中島孝平、石野貴之、須藤博倫の次走は全て3月3日からの戸田G1戸田プリムローズ。今村豊、松井繁、仲口博崇、太田和美、山崎智也、井口佳典、峰竜太、茅原悠紀、桐生順平らと優勝を争う。

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2016年2月26日のニュース