浦和転入で楽しみな“北の逸材”

[ 2015年12月25日 05:30 ]

水野師

 【地方競馬です!!】ホッカイドウ競馬デビューの逸材タービランス(牡2、父パイロ)が浦和へ転入、1月7日の地元3歳重賞ニューイヤーCで始動する。管理するのは開業3年目の水野貴史師(43)。今月3日の入厩後、自ら稽古をつけている。

 「いい背中だよ。跳びも柔らかい。まだ幼いし、体も緩い面があるので、同じ2歳の中でも伸びしろがあると思う」。騎手として旧高崎、南関で地方通算2075勝、11年にはドラゴンウィスカーでニューイヤーCを快勝したこともある師は期待を込めて語った。

 同馬は門別ダートでは重賞サンライズCまで4戦4勝。G1全日本2歳優駿4着のトロヴァオ(現大井)に新馬と3戦目のオープンで完勝した。最終戦のG3北海道2歳優駿は最下位10着に終わったが、勝ち馬から11秒9差と競馬になっておらず、高い潜在能力への評価が変わるものではない。

 ニューイヤーCでの鞍上は南関リーディング森泰斗。26日には浦和本馬場で森が騎乗して1週前追い切りを行う予定。「タイトルを獲らせてあげたい」と水野師。あっという間に16年クラシック戦線がやって来る。 (池田 裕文)

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2015年12月25日のニュース