【有馬記念】有馬は外国人騎手から買え!ミルコ&ルメールの一発だ

[ 2015年12月25日 05:30 ]

有馬記念G1公開抽選会を終え記念撮影

 一年の競馬を締めくくる有馬記念では近年、外国人騎手の活躍を象徴する結果が続く。フランスの名手ペリエがシンボリクリスエスで02、03年を連覇。04年にはゼンノロブロイで制し史上初の同一騎手3連覇の偉業を達成した。10年は1着ヴィクトワールピサ(M・デムーロ)、2着ブエナビスタ(スミヨン)、3着トゥザグローリー(ウィリアムズ)と馬券圏内を独占。86年のグレード制導入後、外国人騎手の騎乗馬は【5・5・5・26】(複勝率37%)のハイアベレージ。10年以降も5年連続で外国人騎手が馬券にからんでいる。「有馬は外国人騎手から買え」だ。

 今年はM・デムーロ、ルメール、アッゼニ、ボウマンの4人が参戦。M・デムーロ、ルメールは今年3月、史上初のJRA通年免許を取得。先週の競馬終了時点でM・デムーロが114勝(全国リーディング3位)、ルメールが108勝(同4位)と白星を量産している。

 M・デムーロはドゥラメンテの皐月賞とダービーなど今年G14勝。先週の朝日杯FSでは武豊のJRA平地G1完全制覇を阻んだ。M・デムーロは常日頃「鹿児島出身」と言い張る経歴詐称?に象徴される日本への愛情と敬意、そして何より明るい性格が多くの日本人を魅了する。有馬記念で騎乗するサウンズオブアースは、同舞台の日経賞で0秒3差4着。M・デムーロは「日経賞はペースが遅くてスムーズな競馬ができなかった。ポテンシャルは高く、折り合いは大丈夫。チャンスはあるよ」ともう一丁を狙う。

 ルメールは12月13日の阪神JFで、JRA移籍後初のG1制覇を果たした。これまで最長3カ月の短期免許期間ではかなわなかったのが、同じ馬への長期にわたる継続騎乗。有馬のリアファルも4戦連続の騎乗となる。「とてもコンディションが良かった。中山のコースは合っていると思う。距離もスタミナがあって大丈夫」と語り、完全に手の内に入れている。中山の先行馬&ルメール。軽視は禁物だ。

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2015年12月25日のニュース