【福島新馬戦】マーチャン妹ラパンノワール 素早い“黒うさぎ”

[ 2015年7月24日 05:30 ]

初戦から期待が大きいラパンノワール

 夏の福島ラストウイークに噂の快速牝馬がデビューする。25日6R新馬戦に出走するラパンノワール(斎藤、父ステイゴールド)は07年スプリンターズS優勝馬アストンマーチャンの半妹。血統通りのスピードで初陣を飾る構えだ。

 白斑一つない黒一色の小さな馬体が俊敏な身のこなしで疾走する。「すばしっこい黒ウサギ(ラパンノワール)の馬名にふさわしい動きですよ」。斎藤師の頼もしげな視線を背に独特なフットワークも繰り出した。歩幅が狭い代わりに脚の回転が速いピッチ走法。アストンマーチャンのレースVTRを再現したような走りだ。

 「問題はゲート。下がってから飛び出すので発走試験に2度落ちてしまった」と明かす同師。「それでもゲート練習に立ち会ったジョッキー(戸崎)は許容範囲と言っているし、二の脚がかなり速い。少々の出遅れならカバーできるでしょう」。G1ホースの再来を予感させる黒ウサギだ。

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2015年7月24日のニュース