鈴木康師、思い出胸に有終飾る 28日阪神12Rハルカゼでラスト

[ 2015年2月25日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=24日】競馬界は別れの季節。28日に70歳定年を迎える鈴木康弘師は「トレセンに来るのも、あと3日か」と感慨深げ。NHK競馬中継での柔らかい語り口そのまま。日頃から優しく取材に応じてもらっていた村松は、寂しさを抑え切れない。

 引退後は競馬界からは退く意向で「周りが気を使うからトレセンに来ることもないでしょう。ファンと一緒にスタンドから競馬を見てみたい。管理していた馬が出たら、最前列で見ているかも」とほほ笑んだ。

 28日は阪神へ。最終12Rトーセンハルカゼで締めくくる。「前走(2着)は惜しい競馬だった。今、凄く体調がいいから頑張ってほしい」と力を込めた。

 この道40年。「今は楽しい思い出しか出てこない。とても幸せな調教師人生だった」。これだけ長い月日を費やしてきた仕事を終える心境とは、どんなものだろうか――。

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2015年2月25日のニュース