【芦屋・全日本王座決定戦】石野イン速攻!32回目V

[ 2015年2月25日 05:30 ]

通算32回目の優勝を飾り賞金ボードを手にする石野

 ボートレース芦屋のG1「全日本王座決定戦」の優勝戦が24日、最終12Rで行われ、インからトップSを放った石野が先マイから押し切りVを決めた。追走した吉田が2着で90期ワンツーで決着。1M握って出た篠崎元が今村を振り切って3着に食い込んだ。石野の優勝は通算32回目。G1は4回目。芦屋では初優勝となった。

 慌てず騒がず、石野の冷静さが光った。今村が攻め、篠崎元が懸命ブロック。吉田もはじかれる激戦をよそに、石野は涼しい顔で1Mを回っていた。まさに速攻決着だった。

 節を通して、落ち着きぶりが際立っていた。試運転にもあまり出ず、丹念にペラを調整。それでも3連単を外したのは初日4着1回だけという安定ぶりだった。32歳。これまでは浪速の若手というイメージだったが、風格が備わってきたように感じさせた。

 昨年は賞金ランク17位でグランプリに出場し、優勝戦にも名を連ねた。今年は王道を行きたい。この優勝が、その1歩目となるか。「ここから突っ走りたい」。力強く石野は結んだ。

 ◆次走 優出した石野貴之、吉田拡郎、井口佳典、今村豊、池田浩二、篠崎元志の次走は全て3月3日からのとこなめG1トコタンキング決定戦。仲口博崇、山崎智也、原田幸哉、瓜生正義、重成一人、菊地孝平、丸岡正典、吉田俊彦、山口剛、毒島誠、平本真之、新田雄史、茅原悠紀、篠崎仁志、前田将太、深谷知博らと優勝を争う。

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2015年2月25日のニュース