【日経新春杯】津村 タマモは「京都向き。強敵相手でも期待」

[ 2015年1月16日 05:30 ]

津村騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、日経新春杯でタマモベストプレイに騎乗する津村騎手を直撃した。

 ――タマモベストプレイですが前走(ジャパンC10着)、レース前の雰囲気は?

 津村騎手 物おじするタイプではないので大歓声にもひるまず、いつも通り落ち着いて良い感じでした。

 ――好スタートから2番手。

 前へ行ってどのくらい粘れるか!?というタイプだけど、折り合いは苦にしないから2番手で問題なく競馬ができます。

 ――ただ終始少し後ろの内に馬体を接するような形でエピファネイアがいた。

 そうですね。本当はあのコースを自分が走りたかったのは事実です。流れていたから、もう少し後ろと離れると感じたし、そうなれば(そこを)取れたと思うのですが…。

 ――3コーナーで少し手を動かして行ったのも、後続を離したかったから?

 いいえ。あの辺りはいつも気を抜きそうになる馬なんです。だからハミをかけていきました。

 ――4コーナー先頭も直線では早めに勝ち馬(エピファネイア)に来られた。

 早々にかわされて正直、苦しくなってしまいました。でもその後もパッタリ止まることなく、よく踏ん張ってくれていましたけどね。

 ――本当に止まったのはラスト1ハロンだけ。

 そうですね。結果、沈んだけど東京競馬場のG1であれだけの競馬ができれば、力のあるところは証明できたと思います。

 ――今回は得意の京都競馬場。

 京都だとこの馬向きの展開になりやすいみたいです。前々走(京都大賞典2着)もそうだったけど、レースがしやすいんです。

 ――今回もメイショウサミットの2番手で競馬という感じになりそうです。

 ハナに行くと少し気を抜く感じがあります。だからむしろ2番手あたりの競馬は絶好。今回も流れは向きそうですね。

 ――ハンデは57キロ。

 他との差がどうかだけど、この馬自身は苦にしないし、こんなものかな…という感じです。

 ――中間は何か聞いていますか?

 有馬記念は早々に除外と分かったようなので、早くからここに目標を切り替えていたようです。ノータッチだし、特に連絡もないけど、いつものことなので心配はしていません。

 ――あらためて前走の競馬ぶりを考えると期待できる。

 本当にそう思います。今回も強敵はたくさんいるけど、ジャパンCに比べれば相手関係、コースともこの馬には向くはず。僕も大きな期待を抱いています。

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2015年1月16日のニュース