【札幌記念】ラブイズブーシェ 好走はG1への“必須条件”

[ 2014年8月22日 05:30 ]

古川を背に札幌競馬場で追い切りを行ったラブイズブーシェ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、札幌記念でラブイズブーシェに騎乗する古川吉騎手を直撃した。

 ――ラブイズブーシェですが木曜日に最終追い切り。

 古川吉騎手 はい。水曜日の馬場状態があまり良くなかったので木曜にしたようです。いい反応で動いてくれました。

 ――状態は良さそう?

 前走(函館記念1着)後もほぼ毎日またがっています。だからずっと良い状態を保っているのがよく分かります。

 ――その前走、レース前の雰囲気は?

 目黒記念のレース前が本当にいい雰囲気でした。それと比べると多少落ちたけど、それでもいい雰囲気には違いなく、いい勝負ができる自信はありました。

 ――ゲートが多少うるさかった。

 最近そんなことはなかったのですが、もともとはそういう面のある馬。前走は久しぶりに中でガタガタして、その分、多少出負けしてしまいました。

 ――それで後方からの競馬になりました。

 ただ1コーナーではもう思ったより速く流れていると感じたので、慌てないでロスのないように内を追走しようと決めました。

 ――3コーナー手前では外へ出しました。

 ギリギリまで内にいようかとも考えたけど、前の馬の手応えが今ひとつでした。このままでは詰まって動けなくなると思い、一度外へ出してからまた内へ入れる作戦に変更しました。

 ――3コーナー過ぎ、動かしていきました。

 はい。早めにさばいてからまた内へ入れました。うまくいきました。

 ――直線では早めに先頭に立つ形。

 先に先頭に立とうかという態勢だったグランデッツァが伸びなかった分、押し出されるように先頭に立ちました。でも、早めに抜け出しても後ろから来ればまた粘れる馬なので、心配はありませんでした。

 ――ゴール前の手応えは?

 いっぱいになることなく最後まで余裕がありました。強い勝ち方だったと思います。

 ――下級条件から乗っているが成長著しい?

 はい。昔の緩い感じがなくなり、多少、調子が落ちていても頑張れるようになりました。地力がついてきたという感じです。

 ――今回は強敵が相手。

 はい。ただ、この先G1戦線で戦うことを考えたら、このメンバーでもいい競馬をしないといけない。

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