【ラジオNIKKEI賞】堀厩舎お得意重賞!今年はラリングクライだ

[ 2014年7月4日 05:30 ]

単走で軽快な脚さばきを披露したラリングクライ

 夏の福島競馬開幕を飾る3歳重賞「第63回ラジオNIKKEI賞」の出走馬が3日、決まった。木曜追いでは現在2連勝中の上がり馬ラリングクライが、単走で軽快な脚さばきを披露した。所属する堀厩舎は07年ロックドゥカンブ、12年ファイナルフォームで2度制している好相性重賞。強じんな瞬発力に加え、主戦・戸崎が絶賛する競走センスの高さで、重賞初挑戦の壁も難なくクリアしそうだ。

【ラジオNIKKEI賞】

 ラリングクライは堀厩舎流の柔らか仕上げ。Wコースで単走&馬なり。闘志を前面に出し、4F52秒8~1F12秒8で軽快に駆け抜けた。橋本助手は「けさはサラッと。気合がいい馬なので、思ったより時計は速くなったが、動きに余裕はあるし、いい状態で出せそう」と柔和に切り出した。

 1月京都の新馬戦は5着に敗れたが、その後は中山&東京で2連勝。前走の東京500万下は後方から、3F33秒6で鋭く突き抜けた。同助手が「調教ではスーッと行ってしまう面は残るが、勝った2戦は折り合えたし、実戦では大丈夫。ハンデ(54キロ)は1キロ見込まれた感じだが、3歳同士ならチャンスはある」と力を込めれば、主戦・戸崎も「前走は乗りやすかったし、さすがの内容。以前は気負う面があったようだけど、前走は落ち着いていた」と再会を心待ちにする。

 ラジオNIKKEI賞は堀厩舎の得意重賞。通算【2・1・1・2】。07年ロックドゥカンブ、12年ファイナルフォームがV。09年3着ストロングリターンは安田記念(12年)を制すまでに出世した。賞金900万円の抽選も無事突破して、出走確定。橋本助手は「好相性?デビューが遅れた馬がポンポンと勝ち、いいタイミングでこの重賞に向かう形になっている。過去、ここで好走した馬と比べても遜色ない能力の持ち主。新馬で京都まで行ったので長距離輸送は大丈夫。中山で勝っているから小回りも問題ない」と“ドル箱重賞”の好走を確信している。

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