【ラジオNIKKEI賞】大竹師、ワダチ信頼「力出してくれる」

[ 2014年7月4日 05:30 ]

ショウナンワダチ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ラジオNIKKEI賞にショウナンワダチを送り込む大竹師を直撃した。

 ――ショウナンワダチの追い切りはウッドチップで併せ馬。

 大竹師 普通の併せ馬だと抜かした後にフワッとする面があるので、その前にさらに別の併せ馬2頭を置く形でやりました。

 ――成果はあった?

 はい。抜かした後、前にもまた馬がいることで最後まで緊張感を持ってしっかりと走っていました。

 ――前走(NHKマイルC10着)を振り返ってください。スタートは普通に出たのに二の脚がつかなかった。

 そうですね。多少狭くなったこともあるけど、どんどん下がって行ってしまいました。スローペースになるのは分かっていたし、せっかくスタートで出たのにもったいない形になってしまいました。

 ――直線では前が壁に。

 スペースのないところへ入ってしまい、追うに追えなくなってしまった感じ。スムーズな競馬ができませんでした。

 ――最後は内から伸びていたが。

 結果的に内を突いた馬が上位に来ていたので最初からインへ行っていればもっと上位に来たと思います。ゴール板を過ぎてからの勢いは勝ち馬よりもありましたから……。

 ――G1で一度しっかり仕上げたと思うのですが、今回、余力はありますか?

 確かに前走は早くから目標にしていたのでピークに仕上げました。でも結果的に消化不良のレースになってしまったので馬は元気いっぱいです。「もう一度、走らせてくれ!」という雰囲気だったので使うことにしました。

 ――スタートが安定しない面がありますが?

 中間、ゲート練習をしている限り問題ありません。前走もスタート自体は出たので大丈夫でしょう。

 ――トップハンデです。

 重賞で好走しているし力を認められているということ。問題ないと思います。

 ――小回りの福島コースも合っていないのでは?

 東京で勝っているのでそう思われるかもしれませんが、私はそうは思っていません。一瞬の脚を生かすタイプなので小回りはむしろ良いかも。

 ――1800メートルという距離は?

 共同通信杯(3走前、8着)はラップが速くなった地点で外から動いた分、最後に止まっただけ。距離自体はこなせる範囲だと考えています。

 ――クロス鼻革を着けているのは?

 最後に気を抜くような面があるので、調教でいろいろ試した結果、最も効果が見られたクロス鼻革を装着しています。ただし、気が悪いわけではないので、他は余計な馬具は着けていません。今回も力を出してくれると信じています。

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