【卒業記念レース】男子・伊早坂が茨城県出身初王者に

[ 2014年3月27日 05:30 ]

レースを制し、同期の仲間から胴上げされる伊早坂駿一

 男子は逃げた高木の番手からまくった伊早坂が、茨城県出身初の卒記チャンプに輝いた。

 先行選手で活躍した父・新也氏の背中を追いかけて選手を志した伊早坂は、学校時代を「打鐘から1周半、脚を使ってどこまで粘れるかの勝負」と徹底先行で通した。在校成績は19位と低いが、卒記までのレースは「50走中、25回は最終バックを取った(先行)と思います」とデビュー後の実戦を見据えていた。

 「自分はダッシュが得意なのでチームスプリントの第1走者として東京五輪に出場したい。夢は金メダル」と語った伊早坂。十文字貴信、長塚智広に続く、茨城県出身選手メダリストも目指す。

 ◆伊早坂 駿一(いはやざか・しゅんいち)1994年(平6)9月11日生まれの19歳。茨城県笠間市出身。県立取手一高卒。在校成績は54戦13勝で19位。元選手の伊早坂新也氏(67期=06年3月引退)の長男。師匠は長塚智広。1メートル79、89キロ。血液型O。

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2014年3月27日のニュース