【弥生賞】アデイインザライフ3着 鈴木康師にラスト挑戦権

[ 2014年3月10日 05:30 ]

3着に入ったアデイインザライフ

 アデイインザライフが好位からしぶとく伸びて3着を確保した。道中は中団馬群の内を追走。「スタートを上手に切れて、いい感じで運べた」。戸崎はそう振り返ったが、勝負どころの3~4角でも内に押し込められる形に。進路がクリアになったのは、勝ったトゥザワールドが馬群から抜け出した後だった。「もう少しゆっくり脚を使わせたかったが、なかなか外に出せず厳しかった」。鞍上は悔しそうに唇をかんだ。

 だが、皐月切符はゲット。鈴木康師は「内々の激しい競馬になったが、最後までよく頑張ってくれた」と穏やかな表情で愛馬と戸崎を出迎えた。来年2月で70歳定年を迎えるトレーナーにとっては、最後のクラシック挑戦。戸崎が「きょうのような競馬ができたのは収穫」と追い込み一辺倒からの脱却を評価すれば、師も「次は具合ももっと良くなると思う。本番で頑張りたい」と前向きだった。

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2014年3月10日のニュース