【津・チャレンジＣ】昨年賞金王・智也ピンチ　感動の年末もう一度

前検で厳しい表情の山崎

　昨年の賞金王がまさかの勝負駆けに追い込まれた。桐生の正月開催に続いて関東地区選を制覇と、山崎は昨年末の勢いそのままに、今年も幸先の良いスタートを切った。今年の前半戦を終了した時点では賞金ランキング９位と、しっかり決定戦圏内につけていた。だが「後半になってタレたからね」と本人も振り返るように、７月以降は失速。ＳＧとＧ１では一度も優出できずにいる。現在はランキング１９位で、賞金王決定戦連覇どころか出場にも黄信号がともっている。

　だが昨年のＭＶＰが勝負を投げ出すことはない。「エンジンは悪くなさそうだし、ペラもあまり叩く必要はなさそう。最後にうっちゃりを決めたいね」と目を光らせた。初日は１、８Ｒの２走、開幕戦の１号艇を担う。「オープニングとラストを勝つ」と闘志をむき出しにした山崎。艇界屈指の勝負強さを、今大会でも発揮する。