【津・チャレンジC】浜野谷よみがえれ!賞金王決定戦逆転出場だ

[ 2013年11月19日 05:30 ]

整備に余念がない関東のエース浜野谷が6年ぶりSG制覇を目指す

 賞金王決定戦の出場権を懸けた最後のSG「第16回チャレンジカップ」は19日、三重県のボートレース津で開幕する。賞金ランキング23位から逆転出場を狙う浜野谷憲吾(40=東京)は、当地通算勝率ただ1人の8点オーバー。G1も過去3Vと、文句なしの水面実績を誇る。今年9月に伊勢神宮へ参拝してからリズムも上昇。水が合う舞台で、「東都のエース」がラストチャンスをモノにする。

 20年に1度の式年遷宮に沸く伊勢神宮から、ほど近い津水面。9月中旬、この伊勢神宮に参拝してから浜野谷が調子を上げている。直後の宮島で優勝すると、続く江戸川MB大賞で1年10カ月ぶりのグレードレース制覇を飾った。参拝後の5節で3優出2V。天照大神の御利益か、好結果を出している。

 そして迎えるチャレンジC。現在の賞金ランクは23位で、賞金王決定戦の出場圏内であるトップ12入りには、今大会優勝が絶対条件となる。確かにノルマは厳しい。だが水面相性から、クリアの可能性は十分にあるとみてよさそうなのだ。

 当地通算勝率は8・13。出場メンバーの中でただ1人、8点以上の数字をマークしている。01、06、10年周年記念と3度のG1優勝経験も持つ。浜野谷にとって、津はまさにドル箱水面。「ここは景色が見やすいから、自分の走っている場所がつかみやすい。水面が広いのも好き」と、もちろんイメージも最高だ。

 今節の相棒となった18号機も、2連対率38%とまずまずの数字。「伸びられることはなかったし悪くないね」と前検の動きには納得の様子だった。「ペラは自分の形と遠くなかった。ギアはやったので、あとは初日に乗ってから回転を合わせていくくらいかな」。調整のメドが立っているだけに、早めの2R登場にも慌てる雰囲気はなかった。

 「津とは相性が良いが、あまり過信しないようにしたい。無欲で行く」。自らを抑えるように語ったが、こぼれ落ちる笑みからは自信のほどがうかがえる。トップの実績を誇る好相性のプールで、天照大神のお膝元。浜野谷が最高の舞台で6年ぶりSG制覇を飾るともに、1億円バトルの出場切符をつかみ取る。

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2013年11月19日のニュース