鈴木詔子さん事故死…下関レース前、全速状態で岸壁へ

[ 2013年11月3日 06:00 ]

死亡した鈴木詔子選手

 下関ボートレース場(山口県下関市)で2日午前9時40分ごろ、レース前の練習に向かうためスタート位置に移動していた鈴木詔子選手(しょうこ=52)のボートが岸壁に衝突した。鈴木選手は頭などを強く打ち、午前11時9分、同市内の病院で死亡が確認された。死因は脳挫傷。長府署は操縦ミスやボートに不備がなかったか調べている。

 同署や日本モーターボート競走会によると、鈴木選手はエンジンの試運転やスタート練習のため、昇降機で水面に下ろしたボートを移動させようとしたが、いきなり全速状態となり、約150メートル先の岸壁に衝突した。現場にいた別の選手は「通常はスタート位置まで低速で移動するが、鈴木選手は全速力だった」と話したという。

 競走会によると、レース開催中における選手の死亡事故は10年5月14日、ボートレース若松での岩永高弘選手(享年36)に続いて30件目。鈴木選手は81年に選手登録し通算449勝、優勝5回。出走回数が4700回を超えるベテランだった。女子選手は全体の1割程度。関係者は「温厚で、彼女のことを悪く言う選手はいなかった。若手選手からの人望も厚かった」と話した。

 ◆ボートレースの事故死
 ▼元祖が 特殊なプロペラ加工を施した“デカペラ”の元祖として名をはせた沢田菊司選手(48)が99年11月6日、平和島で失速する先行艇に接触。そこに後続艇が衝突し、胸腔(きょうくう)内出血などにより死亡。

 ▼美人レーサー 美人アイドルレーサーとしてボート界のイメージガール的存在だった木村厚子選手(38)が03年5月24日、津で失速。後続艇が乗り上げ脳挫傷などで死亡。

 ▼結婚した矢先 人気女子レーサー佐々木裕美との結婚を機に成績が急上昇、注目を浴びていた坂谷真史選手(26)が07年2月26日、住之江で他艇と接触し、転覆。後続艇が乗り上げて脳幹裂傷および頭蓋骨骨折の合併症で死亡。(年齢はいずれも当時)

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