武豊 キズナのセンス感嘆「次は間違いなく今回よりいい状態」

[ 2013年9月17日 06:00 ]

キズナの勝利を喜ぶ(左から)前田晋二オーナー、佐々木師、前田幸治氏、武豊ら関係者

 短頭差の接戦となったニエル賞を制し、最高の“世界デビュー”を飾ったキズナは、激闘から一夜明けた16日朝も元気いっぱい。「全く問題なく45分間の引き運動を消化した」と、田中敬太レーシングマネジャーは説明した。武豊騎手は「今回は休み明けで仕上がり途上。勝ち負けよりも適性を見たり、経験を積ませるつもりだったが、それでも勝てた。これは大きい」と、その素晴らしいセンスに感嘆。「次(凱旋門賞)は間違いなく今回よりいい状態。楽しみです」と語った。

 ▼ニエル賞VTR キズナは一呼吸置いてのスタート。プリエンプトが離して逃げたが、2番手以下の9頭は一団となって追走。キズナは後方2番手を進み、直線で外に持ち出す。残り300メートルで追い出すと、抜群の手応えで地元勢をかわした。最後は馬群を縫って伸びたルーラーオブザワールドの猛追を短頭差でしのいで優勝。1番人気のフランス馬フリントシャーは伸びを欠いて4着。

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2013年9月17日のニュース