【中京記念】好状態フレールジャック 馬体減らなきゃ楽しみ

[ 2013年7月16日 06:00 ]

体は既に出来上がっているフレールジャック

 今週の中京メーンはサマーマイルシリーズ第1戦「第61回中京記念」(21日)。注目のフレールジャックは出走馬決定順で15番目。除外の心配なく使えることに、担当の田代助手はホッとした表情をみせつつ仕上がりの良さを伝えた。

【中京記念】

 「この前、使った直後はエプソムCも視野に入っていたんですけど、除外の可能性もあったので休ませました。ここ目標に状態はすごくいいですよ。落ち着いているのがいいです」

 前走・メイS(4着)はここ最近になく競馬場でイレ込み、パドックでもかなり力んでいた。「ジョッキーがまたがって返し馬に出たら大丈夫だったんですけどね。(前残りの)展開も厳しかったですけど、よく頑張りましたよ」と担当者が振り返るように、気性面が何よりカギとなる。その意味で今回は「イレ込まないようにうまく調整できた」ことが手応えにつながっている。今回調教役を務める平間助手が続けた。

 「調教ではリラックスさせることが第一優先。スイッチが入ると体が減ってしまうので。追い切りは軽めにみえるかもしれないけど大丈夫。もう先週の段階で仕上がっていますしね」

 もともとの身体能力の高さに、精神面がうまくかみあえばもっと上を目指せるだけの器。デビュー3連勝でラジオNIKKEI賞を勝ち、神戸新聞杯ではオルフェーヴル、ウインバリアシオンに続く3着の実績がある。平間助手は「先週の段階で体重が450キロぐらい。競馬場にいくとどうしても体が減ってしまうんですけど、440キロぐらいで出られれば面白いですよ」と語り、重賞2勝目への期待を膨らませていた。

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2013年7月16日のニュース