【福岡・笹川賞】初のファン投票1位 地元九州“弾児”瓜生祭りだ!

[ 2013年5月21日 06:00 ]

実績抜群の地元舞台でDR1号艇を獲得した瓜生

 13年のSG第2弾「第40回笹川賞」は21日、ボートレース福岡で開幕。ファン投票1位に輝いた地元のエース・瓜生正義(37=東京)が初日のメーン12R、ドリーム1号艇を獲得。断トツの実績を誇る水面で無敵のレースを繰り広げるのか!?

 投票総数75万3539票。ボート界のオールスター戦で2万3782票の支持を受け、初めて1位で選出された瓜生。今年4月から家庭の事情で現住所は東京になっているが、福岡は勝手知ったるホームコース。実績抜群の舞台で、主役としてスポットライトを浴びるのは当然だ。

 「1位に選ばれたことは、自分自身が正直ビックリしています。福岡で開催されることでファンの方々から選んでいただいてうれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。期待に応えられるよう、結果を出すことを意識して走ります」と決意を語った。

 瓜生にとって笹川賞は縁があり、いいイメージもあるSG。「初めてSGに選ばれたのが98年桐生での笹川賞でした。そしてSGで初優勝を飾ったのも07年住之江の笹川賞。地元の福岡で初めてSG優勝ができたのも09年の笹川賞ですからね」。今やボート界で不動の地位を築き上げた瓜生には、人一倍思い入れの強いSGなのだ。

 福岡は全国24場の中でも異質なコース設定。1Mは那珂川の河口に位置して海水も混じり、博多湾の潮流次第でやっかいな“ウネリ”が発生する。それだけに走り慣れた地元勢が優位なのは否めない。

 前検S練習は第1班で(1)(1)(1)と全てインコースを選択。今はドリーム1号艇からの逃走劇しか思い描いていない。「きょう(前検)は体感的にまだ気候と合ってなかった。ペラは全然見てないが比較で出て行くことはなかった。ペラがマッチすればいい動きをしてくれると思う。ペラと外周りをしっかり合わせる」と練習後はペラ調整と本体点検で本番へ準備万全。水面熟知の庭で、“鬼神”の好発進を期待しよう。

 ◆瓜生 正義(うりゅう・まさよし)1976年(昭51)3月5日、福岡県生まれの37歳。現在は福岡支部のまま東京在住。95年4月登録の76期生で同期は折下寛法、原田幸哉、魚谷智之ら。通算優勝回数はSG6V、G1・9Vを含む56V。生涯獲得賞金は15億2366万円 1メートル59、48キロ。血液型A。

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2013年5月21日のニュース