【ダービー】ロゴの6Fデビューはダメ V指名はエピファネイア

[ 2013年5月21日 06:00 ]

ダービー過去10年のデータから導き出されたのはエピファネイア

 過去10年のデータから優勝馬を探してみると、エピファネイアが浮上した。

 (1)限られる前走 今年は牝馬がいないのでウオッカが優勝した07年は参考外。その他9年を調べたら、何と一気に14頭が脱落してしまった。何しろ、優勝馬9頭中8頭は皐月賞1~3着かNHKマイルC1着。09年ロジユニヴァースは皐月賞14着だったが、同レースで1番人気。今年は皐月賞1番人気がロゴタイプ(1着)だったので該当馬がいない。武豊で連勝中のキズナ、蛯名の青葉賞馬ヒラボクディープも応援したいが、データ的には2着まで。残念ながら、ここでサヨナラだ。

 (2)敗戦経験 残ったV候補は4頭。ここで間違えたら台無しなので、慎重に絞る。注目したのは過去10年の優勝馬が4着以下に負けていた回数。最も多かった08年ディープスカイでも2回で、それ以外は0~1回だった。既に4着以下が3回あるマイネルホウオウは、ちょっと負け過ぎ。G1連勝は厳しい。

 (3)近走内容 皐月賞の上位3頭だけになってしまった。みんな強いので甲乙付けがたいのだが、優勝馬10頭は例外なく前2走のいずれかで連対を確保していた。ということは…弥生賞と皐月賞で連続3着のコディーノが、ここで一歩後退。

 (4)初陣の距離 最後に、凄いデータを見つけた。デビュー戦の距離だ。優勝馬10頭で最も短かったのは、03年ネオユニヴァースと08年ディープスカイの芝1400メートル。それ以下の距離の新馬戦を使った馬は1頭も勝っていない。芝1200メートルで初陣Vを飾ったロゴタイプを、最後の最後で切る。

 結論はエピファネイア。3歳になってから4、2着と惜敗続きだが、2歳時は無傷の3連勝でラジオNIKKEI杯2歳S(09年1着ロジユニヴァースもV)を勝った大物。福永の悲願のダービー初制覇だ。

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2013年5月21日のニュース